朝日塾個別教室

数学の勉強法 2~数学は記憶ものだから その1~

 K君はA高校の生徒でしたが、数学の校内実力テストで何度かトップを取りました。彼の勉強方法は――「とにかく解く。量をこなす。自力でできるようになるまで何度も解く」といったものでした。

 彼はとにかく問題を解くことに関して貪欲でした。例えば、学校で「問題集の奇数番号の問題をやって来い」といわれたら、彼は当然のことのように、奇数番号だけでなく偶数番号の問題も解いていました。彼曰く、「奇数番号だけだったら問題数が少なすぎて力がつかない」と。

 彼は問題を解いた際、その問題が自力で解けなかった場合、必ず印をつけていました。もちろん、その問題を後日もう一度解くためです。数日経って、できなかった問題に再度挑戦します。その際、またできなかった問題に更に印がつけられます。彼は数日後その問題に取り組みます。それでもできなかった問題には、また印が付け加えられます。そうして彼はすべての問題が自力で解けるようになるまで、何度でも解き続けるのです。

 彼が数学においてトップクラスの成績を取っていたのは、このような努力の成果だったのです。