新課程では1つの教科に対して2通りの履修パターンがあり、例えば物理の場合、「物理」と「物理基礎」のように「基礎」が付く科目と付かない科目の2通りがあります。
センター試験ではそれぞれの教科に対して、「基礎」を付した科目と「基礎」を付さない科目の両方の試験が行われます。
一般的には
理系は「基礎」を付さない科目を2科目、
文系は「基礎」を付さない科目を1教科、あるいは「基礎」を付した科目を2教科
を受験することになります。「基礎」を付した科目を1教科のみ受験することは認められていません。
つまり、現行のセンター試験では、今までよりも
理系は、理科の出題範囲が広くなった、
文系は、理科の範囲が広くなったか、あるいは科目数が増加した
ということになります。
受験生の負担が増したといえば、その通りなのですが、理系の場合、共通1次の頃の形に戻っただけなので、大きな問題はないでしょう。
問題は、文系の科目選択、およびセンター対策だと考えられます。
次回は、この点について考えてみたいと思います。