さて、文系は理科の選択を何にすればよいのかということですが――
岡山では「地学」が選択できる学校がほとんどないので、端から「地学」は除外して話を進めます。
結論から言えば、
1科目なら「生物」
2科目なら「化学基礎」と「生物基礎」
というオーソドックスなパターンが無難と思われます。
大学や学部・学科によって指定科目が異なるので、1教科にするか2教科にするかは各自の志望次第ということになりますが、どちらでも良いなら、「化学基礎」と「生物基礎」の2教科型が良いでしょう。
ただし、これはあくまで一般論です。
理科の選択を行うまでに、「物理基礎」・「化学基礎」・「生物基礎」についてそれぞれ多少は学習しているはずなので、文系志望者でも、例えば、物理と相性が良いと思うなら、「物理基礎」を選択しても何ら問題ありません。本来は、センター試験での点の取り易さだのという戦略的な考えに依らず、学びたいことを学ぶのが一番なのですから。
次回から、それぞれの科目の特性を考え、なぜ文系は「化学基礎」と「生物基礎」なのかについて述べてみたいと思います。