朝日塾個別教室

理科の勉強法について 1   

 さて、そもそも新課程で理科のウエイトが上がったのは、学力低下や理科離れが問題となったゆとり教育からの脱却を目指すためです。しかしながら、授業時間や履修内容を増加しても、理科が得意な生徒がそうそうたやすく増えるわけではありません。
 結局のところ、理科が得意になるためには、各々が努力しなければならないのですが、理科の勉強法が分からない人も少なくないようです。

 というわけで、今回からテーマは理科の勉強法です。
 まずは、科目ごとではなく、理科全体について。
 昨今、理科が苦手な人が増えたといわれていますが、その一因は育った環境にあります。
 現代社会では、理科を体験するチャンスが少なくなっています。都会で暮らしていれば、自然の中で虫や植物に触れたり、夜に満天の星空を見上げたりする機会は少なくなります。
また、電気機器や機械は高度に発達し、分解しても、かつてのように、その中身はロマンを与えてくれません。
 でも、これらの要因を今さら嘆いても始まりません。それに理科が苦手な人がいたのは今に始まったことではありません。昔も理科が苦手な人が少なかったわけではなく、高校のレベルになると、特に物理では、履修者の中で脱落していく人はかなりの数に上りました。
 だから、理科ができないのは、一概に環境のせいばかりにはできないのです。
 
 では、理科を苦手とする人が多いのはなぜなのでしょうか。答えは明白、それは勉強時間の不足です。
 ほとんどの高校で、英語や数学に比べると、理科の宿題の量は少なく、しかもコンスタントに出ないことが多いようです。それゆえ、英語や数学より家庭学習時間がかなり短い人が多いようです。
例えば高校2年生からの理系の時間割では、英語も数学も、そして理科も毎日あるのが普通です。それならば、予習や復習、あるいは課題などに要する授業以外の学習時間は、英語も数学も理科も同等であってしかるべきです。
 しかしながら、英語と数学の予復習や課題に追われて理科はほったらかしというのが現実です。
定期テストの前になって、大慌てで勉強しても、所詮は付け焼刃に過ぎません。点が取れないのも当然ですし、分からないところも次第に増えていきます。
 理想を言えば、理科も毎日のように勉強すべきなのですが、実際にはなかなか難しいと思います。それでも、ある程度の時間は確保しなければなりません。

 そこで、解決策として、週末にまとめて勉強することをお勧めします。
 理科の勉強が毎日できない人は、週末に、その週に習った内容を復習し、問題演習をやるようにすると良いでしょう。週に一度でもかまいませんから、コンスタントに勉強しておけば、試験前の状況も随分と変わるはずです。

 体育祭や文化祭も終わる頃だと思います。1ヵ月後には中間考査が控えているので、理科で困っている人は、早速実行に移してください。